ナユキトラベルブログ

国内から海外まで旅に関するTIPや自分の旅の様子を備忘録として掲載していきます^^

ウォーキング・デッド・タウン

ミンガラーバー!မဂၤလာပါ။

 

ミャンマーの言葉で「こんにちは」は「မဂၤလာပါ။ →ミンガラーバー」と言います。

ビルマ文字画数が少なく丸っこい特徴があるので、入国後に字を見るとミャンマーに来た実感がすぐに湧いてきます😄

 

比較の参考に他の東南アジアの文字をいくつか載せておきます。

タイ文字(สวัสดี)

クメール文字(សួស្តីទីនោះ)

タミル文字(ஹாய்)

東南アジアには癖の強い文字が多く、ますます興味深いです(笑)

 

 

さて!タイ・ミャンマーの国境で税関手続きを済ませ、

f:id:fin3:20200212154613j:plainまっすぐ5分ほど歩くと、いかにもミャンマーっぽさのある名前の、ミャワディという国境町に到着しました。

 

「入国手続きを終え、ミャワディに午前中に到着すれば、午後発のヤンゴン行きバスに乗れる」というザックリしたネットの記事を頼りに11時半に着いたのですが、今日は出発しないとの事。。。。

f:id:fin3:20200212154605j:plain

ちなみに乗る予定だったのはこのGI Group EXPRESSという会社のバス。

 

こうなると選択肢は2つ。

1、ミャワディで一泊し次の日のバスまで待つ。

2、今日中にヤンゴンまで行ける手段を急いで探す。

 

うーーん。。普通なら物価が安いので一泊するのですが、この町に限っては怖い。。。

 

何が怖いってこの町、男子中心に何人も歯が溶け落ちてるし、頻繁にみんな真っ赤な唾を道に吐く。日本人は珍しいのか何なのか、睨まれてるような気もするし。。。

 

「よし。こんなウォーキング・デッドみたいな世界、いつ噛まれて転化するかわからない。今日何とかしてこの町を出よう。。。」

 

この町でウロウロしている外国人のほとんどはヤンゴンまで行く手段を探しているようで、自分もすぐ声をかけられました。

 

ヤンゴンだろ?連れて行ってくれる友達がいるからついて来な」

 

「オーセンキュー、、!!(怪しすぎる。。。でも行くだけ行くか。。)」

 

行ってみると案の定みんな歯無いし赤唾吐いてるじゃん。。。

 

いきなり50,000ks(約3,300円)を吹っかけて来たので、帰ろうとしたり、交渉したりで何とか20,000ks(約1,400円)まで値切れた。

心のどこかで「自分は大丈夫。何も起きない」と根拠の無い自信が湧いて、怖いけど乗る事に。。。

 

用意された車には既に大柄な男が後部座席に乗っていて、ますます不快感を感じながら出発。。

 

出発早々ペットボトルを持たされ、何かと思えば、赤唾を吐く用のペットボトルだし。。。

 

手に汗を握りながら助手席で黙っていると「腹は減ってるか?」とジェスチャーで伝えてくれて、突然車を停めて、ご飯を奢ってくれました。

f:id:fin3:20200212154609j:plain

申し訳無いのですがどうも裏があるようにしか思えず、食べ終わった後も多額の請求暴行をされるのでは、、と怯えていました。。。

 

しかし出発から到着まで10時間何もなく、(会話も特に無くですが)、、ヤンゴンまで連れて行ってくれました😳😭

 

 

 

警戒心を持つ事は旅をする上でとても大切な事だと思います。しかしそれよりも大切な事は見かけで人を判断せずに信じてみる勇気なんだなと学びました。

 

 

 

後からネットを調べて分かったのですが、血痰か何かだと思っていた赤唾の正体はクーン(噛みタバコ)に含まれている唾液を赤く染めてしまう「ビンロウジ」という成分によるものでした。みんな歯が無かったのもこのクーンに含まれる石灰が歯を溶かしてしまうため。

 

要するにミャンマー、特にミャワディは、クーン常習者で溢れていただけだったということです😌

 

それにしても町に着いた時は今まで掻いた事の無い汗を大量に掻きました(笑)